ごあいさつ

平成31年4月1日をもちまして、当事務所は創業30周年を迎えることができました。

開設以来、当事務所は順調に成長を続け、弁護士18名、事務局スタッフ21名を擁するまでになりました。この場を借りて、皆様の日頃の御厚誼に心より御礼申し上げます。

今から30年前の平成元年4月、現事務所と同じく神谷町を最寄り駅とする地にて「高橋達朗法律事務所」を開設いたしました。

その名が表す通り、私自身が創業者であり、また、唯一の所属弁護士であったことから、自らすべての依頼に対応し、日々の相談案件をはじめ、民事保全・民事執行から地方での訴訟案件まで、実働部隊として、全事件を一手に引き受けていました。

より質の高いリーガルサービスの提供とクライアントの満足をひたすらに願いながら走り続けるうち、クライアントにとって、真に評価されるリーガルサービスとは何かを私なりに考えるようになりました。

その結果、クライアントの満足につながるすべてのクオリティは、「迅速・正確・丁寧」という言葉に集約されると考えるに至り、かかる信条を、すべての業務に貫くことが私の、そして当事務所の信念となりました。

高度情報社会化、国際化、高齢化等、社会経済の急速な変化に伴い、法律家に求められる役割は高度かつ複雑になり、変容の一途を辿っています。また、一連の司法制度改革を経て法曹人員の拡充等が実現され、当事務所開設当時には1万3000人ほどであった弁護士人口もいまや4万人を超えました。現在も、法曹養成制度の見直しや裁判手続のIT化の検討が進められているなど、法曹界全体が、今後の在り方を模索している、変革の時代にあるといってよいでしょう。

弁護士が依頼者を選んでいた時代はとうに終わりを告げ、いまや、クライアントがそれぞれのニーズに合った能力の高い弁護士を選ぶことが当たり前な時代となりました。

そのような中、当事務所は有り難くも選ばれ続けることができ、手掛ける案件も企業法務分野・損害賠償分野を中心に多様化・複雑化し続けて参りました。そして、クライアントの皆様からは、高速化した社会の動きに即応できるスピーディな対応がより一層求められるようになっています。

当事務所の規模と構成は、30年前、1人で事務所を開設した私自身が到底予想もしなかったほど大きく変容しましたが、事案処理にかける「こだわりと熱意」は、開設当初より何ら変わることはありません。

むしろ、事案の多様化・複雑化に伴い、「当事務所にしかできない、真に質の高い仕事」へのこだわりは強まり、現在も、所属弁護士らとともに、事案の1日も早い解決、クライアントの皆様の権利の実現のため、心血を注いで事案処理に取り組んでいます。

「迅速・正確・丁寧」「こだわりと熱意」というポリシーは、当事務所を構成するすべての所属弁護士、そして事務局スタッフに確実に浸透し、各自が、クライアントの皆様の信頼に応え、唯一無二のリーガルパートナーとなれるよう、研鑽努力しています。

このような構成員ひとりひとりの自己研鑽と組織体としての連携の強化によって、1プラス1は、2にとどまることなく3にも4にもなる可能性を秘めています。

かかる観点から、当事務所ではチーム制を導入し、特に専門性が要求される分野については、チーム所属弁護士による協働体制を敷くとともに、各所属弁護士の専門分野に対するスキルと意識を高め、クライアントの多角的なニーズにより的確に応えられる総合法律事務所となることを目指しています。

このように所属弁護士やスタッフが常に全力を挙げ、連携して事件処理にあたっていくことで、組織としてのリーガルサービスの提供は、社会の変化をも糧にし、今後も発展を続けていくと確信しています。

本年、当事務所では、時代とともに急速に発展する技術革新を我々弁護士業務にも的確に採り入れるべく、最新鋭の事件システムを導入しました。

平成とともに30年を駆け抜けてきた当事務所は、新たな令和の時代にもさらに飛躍できるよう、総合力と専門性を兼ね備えた、真にクライアントの期待に応え得るリーガルサービスの提供を目指し、所員一丸となって、弛まぬ努力を続けて参る所存です。

代表弁護士 高橋達朗